P90ピックアップ熱、冷めやらず。。笑
とはいえ、いきなりフェンダー本家の改造に移る前に、まずは・・と思ってプレイテックのストラトST-250を購入してみました。
これに、P90を載せ替えて、どれぐらい使えるか見てみたい・・と思って。
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プレイテック・ストラト ST-250レビュー
まずは、いじくる前にそのままで弾いて、触ってみてこのST-250の実力を見ておきましょう。
段ボールで到着。あけるといきなりギターです。笑
まあ、安いですからね。ケース無しで。
5時間ぐらい、調整しながら弾いてみましたが、全体のバランスはかなり秀逸です。
フェンダー本家と比べて、各段に劣る・・という感じはないです。フェンダージャパンの低価格帯と比べても、全然負けていない感じがしましたよ。
これで8980円でしょ?
価格を考えたら、楽器としての出来はマジでコスパ最強です。初心者でも「安いギターで変な癖がつく」みたいな心配がない良いギターだと思いました。
ぶっちゃけ、十分でしょう。これだけ仕上がっていれば・・という感じ。
では、まずは体重計測から。笑
3.5キロです。いわゆる普通のストラトクラス。でも、持った感じは本家フェンダーと比べると軽く感じます。
立ち姿勢→ストラップで下げた感じのバランスは悪くないです。若干ネックがボディーに対して重たい気がするかな。
フェンダーだとボディーの方が重たいとかって、改めて気にしたことがないけど、プレイテックに対してはネックが重たく感じるので、フェンダーよりボディーが軽いのだと思われます。
弦高がちょい、ばらつきがあるので、サドルの高さを調整。合わせて、オクターブピッチも、イマイチなので調整です。
【オクターブピッチの調整方法】
12フレットでハーモニクスを鳴らして、次に12フレットを押さえて実音を鳴らして比較します。
■実音が低い場合は、サドルをネック側へ(弦を短くする方向)
■実音が高い場合は、サドルをエンドピン側へ(弦を長くする方向)
で、簡単に調整できます。(調整するときは、一度弦を緩めて)
ピックアップもめちゃめちゃ弦に近かったので、下げました。弦に近すぎるとポールピースの磁力で、弦の振動に悪影響。音程がぶれたり、サスティンが悪くなったりします。
シングルコイルピックアップの場合は、最終フレットを押さえた時の「弦とリアピックアップのポールピース」の適正距離は
■1弦側で1.6mm〜2.8mm位
■6弦側で2.0mm〜3.2mm位
フロントピックアップは、これより0.5~1.0mmほど低くするのが良い。
と言われてます。これを知って驚きました。昔、「弦に近づけるとパワフルに鳴るぜ!」と思い込み、何も知らずにピックアップをめちゃめちゃ弦に近づけてました。笑
ちゃんと適性な距離があったんですね。
セレクタースイッチは5Wayです。しっかりフロント+センター、センター+リアのハーフトーンが出ます。
が、このスイッチ硬いです。動きが硬い。ちょっと力を入れないとサクッと動かない。小指で「ペン!」ってやるだけでは、動かないくらいです。
他の方のレビューとか見ても、書いてあった気がするので、プレイテックの標準なのでしょう。まぁ、気合入れて動かせばよいかと・・(今度ばらした時に見て見ます。CRC-556とかで、柔らかくなる気もする。。)
ピックアップのポールピースは高さが均一のストレートポールピース。私はこちらの方が好みです。
本家フェンダーのピックアップはポールピースがトールGと呼ばれていてG音の3弦が高く飛び出ています。次に高いのがD音の4弦のポールピース。出っ張ってますよね?↓↓
1970年以前は、3弦も巻き弦で、かつネックにRを持たせたフェンダーのフォルム故、3弦、4弦の出力が弱かったころの名残を踏襲しているのだそう。でも、今は3弦までは巻き弦ではないし。
これだと。3弦はガーンと鳴るのに、2弦の音がなんかイマイチ響かない・・いやな感じがするんです。2弦のポールピースなんて、カバーに潜るぐらい低くセットされてますものね。
持っているフェンダー社ではない、安いモデルのストラトもストレートポールピースのピックアップで1,2,3弦のバランスが良くて、フェンダーよりよく鳴る現象が不思議だったのですが、このポールピースの話を知って、謎が解けました。
高さが均一のストレートポールピースの方が普通に音のバランスが良い気がしています。本当に鳴るフェンダーと出会えていないだけな気もします。。
まぁ、このプレイテックもP90に変えてしまうつもりですが・・・笑
フレットはパンフレット上では「ローズウッド」と書かれていますが、いつも見慣れているローズウッドより、かなり黒いです。この価格帯で流石にエボニーのわけはなく・・・笑
木目があまり見えない、かなり色の濃いフレットボードで、遠目に見ると引き締まって見えます。でも、悪い材という感じは無く、弾いた感じも悪くないですよ。
なんとなく、ローズウッドより硬い感じがします(色から受けるイメージか?)。メイプルほどではないけれど、音の立ち上がりがローズウッドより鋭いように感じます。
こういうのって先入観が半端ないので、(目からの情報)自分の耳の判断も怪しいですけど。笑 でも弾いたときの感じ方って数字だけでは表せないものってありますからね。
フレットは細め、フェンダーと比べるとRもついていなくてストレートな感じですね。
このフレットとRの無さは、好みが分かれるかもしれないですが、私は嫌じゃないです。2音チョーキングとかしても、音の途切れも無し。非常に弾きやすいです。
ネックはかなり薄目。ラッカーフィニッシュしていないので、サラサラで手になじんで弾きやすいです。
ネックの薄さもあって、指の短い私でも親指6弦押さえが楽々出来る。これはGood!
サウンドハウスさんの販売ページで見かけたかな・・「ペグのチューニング精度が甘い」というレビューがありましたが、私のギターは特に感じません。ガンガンチョーキングしても、ピッチのズレは気にならなかったです。(この価格帯だと個体差はあるかもですね。)
いわゆるロトマチックタイプのペグです。
ということで、実際に弾いてみると、8980円でここまで作りこまれているのは「感動的」ですらありました。
どんどん技術が進化してるんですね。安かろう悪かろうとは言い切れないと思いましたよ。
楽器も30万円を超えてくると、「一線を越えたな」感ありますけど・・それと比較するのはそもそもナンセンスだと思います。
初心者から中級車者まで十分に楽しめるギターだと思いました。
今後の改造予定
P90×3発か・・・
P90×2発か・・
それとも、P90-S-P90でいくか・・(←ピックガード加工がしんどい)迷い中。
ミドル+リア、ミドル+フロントのP90ハーフトーンも試したいけれど、今持っているP90×2発の「ぶんご屋さんモデル」のフロント+リアのミックスが、めちゃめちゃいい音するので・・これも捨てがたいっす。
白系のピックガードだと、黒いP90の方がハンサムだよな・・とか。ミーハーな部分も大事だったりして・・笑
はい。
以上でプレイテックのST250レビューを終わります。
近いうちに、音もアップします。オリジナルのシングル⇒P90の音の変化とか。