Seymour Duncan(セイモアダンカン)の2度目の「お試し熱」期が到来。
今回は’59モデル。これがかなり「満足度高かった!」「めっちゃ使えた!」というお話です。コイルタップ時の配線図も載せときます。
※どうでもいい、個人的なこだわりと所感を書いてますので、お時間ある人のみ、お読みいただければ幸いです。
ダンカンが嫌いになった経緯
以前、めちゃ人気のダンカン・ド定番、SH2(Jazz),SH4(JB)の組み合わせをレスポールに入れてみたことがあった。
ところが、あまりにもGibsonレスポールの音とかけ離れていて、弾いていて気持ちが悪かった経験があります。(なぜに、こんなに人気なの?!と思ってしまった。)
エグイほど分離もヌケもよくて、いい音と言えば、いい音なのだけど、全然Gibsonのレスポールの音ではなくなってしまったのが悲しすぎた。
これが、ストラト系のSSHとかで、リヤハムから出てくる音とかなら、全然あり!と思ったけれど、レスポールはやっぱり本家、Gibsonの’57とかBurst bucker1,2の「あの音」じゃなきゃダメでしょう(自分的結論)・・・と。
ということで、「これでは全然ダメだ」と早々にBurst bucker1,2に戻した経緯がありまして。
何故、このダンカンの音を多くの人が「良い」と評価するのだろう?!という気もちしか残らなかった。少なくとも、当時の自分には合わなかったんです。
それ以来、ダンカンのハム系には一切手を出さずに長いこと過ごしてきました。
ストラト熱、再浮上
で、その後、一旦ストラト熱が再浮上し「ビンテージノイズレス」にドはまりし、クラプトンモデルのレースセンサーをビンテージノイズレスに載せ替えて「やっぱ、ストラトええなぁ」な時期を過ごしました。
特に、フロント。
ストラト→Jan Ray→Twin Reverbの組み合わせが、神がかり的に気持ちいいことに改めて気づいてしまった。なんだかんだ言って、ストラト・フロントPUの「クリーン~クランチ」のあの音はどうにも気持ちよすぎる。
Gibsonへの揺り戻し、あるある
しばらくストラトで過ごしていたのですが、、また、揺り戻しでGibsonが猛烈に弾きたくなりました。(周期的にやってくるのよね)
一時は「レスポールや335にコイルタップを入れるのは邪道!」と思っていたのだけど、、PRSのマッカーティとか聞いても、フロントがシングルに切り替えられるの。。「ええよなぁ!」と。心の奥底で、ずっとくすぶってました。
私のような、形から入る”なんちゃってギタリストの典型”は「ルックス」、くっそ大事。笑
なので、どんなにいい音でも、PRSではダメで、ギブのレスポールや335を構えている自分が大事なんです。(どう思われても構いません。笑)
で、試しにSeymour Duncan SH-1n ’59を買ってみた。
ヤフオクでかなりお安くなっていたので、「Gibson’57クラシックを模倣した’59なら、ある程度Gibsonっぽい音じゃね?」という希望的観測で。笑
もちろん、YouTubeで’59の音はかなりあれこれ聞いてみて「いけるんじゃね?」という感じになってきた。
ただし、過去にYouTubeで「めちゃいい音」→「自分の手元に来たら、全然イメージ違う!」の失敗経験は何度となくしていているので。。
今回もダメ元で、やっぱりBB1がいいや・・になったら、ダンカン、売っぱらってやる・・ぐらいのつもりで入手。笑
さてさて、早速、レスポールのフロントに入れてみたら、
かなりええ!
ちょっと枯れ感は足りないものの、ちゃんとGibsonっぽい音が出ていて、過去のSH2、SH4の時の「ミライ的」な音とは全く異なり、古めのビンテージ感ある音がするじゃないですか。(誤差の範囲に入ってきた感じ。ってか、ブラインドで聴いたら自分程度の耳では、きっとわからない気がする。。笑)
タップしてシングルにしたときも、ハム→タップのペラペラなシングルよりは、芯がしっかりしていて、使える音に。
リヤ(Burst bucker2)とのミックストーンも、フルハム・タップ共に、かなり使える。いままで、「ダンカンはNG」「レスポールのコイルタップは邪道(PRSに任せとけばいい)」的な固定概念から・・
→ジミー・ペイジもいろんな音出してたじゃん。
→本番で、何度もギター持ち替える方がうざいじゃん(何本も持っていくのも・・w)的に、なんともまぁ、自分の都合のいいように思考がねじ曲がっていく自分に呆れつつも。。爆
しっかりコイルタップ配線を組んでみました。
Seymour Duncan 4芯 コイルタップ配線
通常のダンカン4芯のコイルタップ配線はこんな感じです。
PU1のHotが黒(スイッチへ)
PU1のColdが白(2の赤と結線)
PU2のHotが赤(1の白と結線)
PU2のColdが緑(ポット裏へアース)
4芯は、更にもう1本「むき出しの銀色リード線」があり、これはアースなので、PU2の緑と一緒に、ポット裏にアースとして落とせばOKです。
↑↑↑
ちなみにこれは、ネック、ブリッジともにダンカンだけで組む場合の配線です。
リヤにGibsonのピックアップを載せたままで、
- フロント:Duncan
- リヤ:Gibson
にする場合、位相が逆なので、ダンカンを下記のようにつないであげると良き。(上記のつなぎ方だとネック・ブリッジのMixトーン時にフェイズアウトサウンドになってしまうので。
PU1のHot・黒を、アース線と一緒にポット裏へ。
PU2のCold・緑を、スイッチへ。
このつなぎ方で、バッチリ決まります。
いや・・・ダンカンのSH-1n ’59 かなりご機嫌な音です。
ダンカンの位相が揃っていない件 2024/04/08加筆
同じダンカン4Cでも、SH-1n’59とSH-2nJazzは位相が逆でした。同じダンカンなのに、本当にこんなことがあるのか?と目を疑いましたが、SH-1n’59とSH-2nJazz、、位相が同じものと、逆のものが実際に存在します。(実体験しましたので・・汗)
Gibsonの2Cは、全て同じ位相なのに対して、ダンカン・・そんないい加減でええのか?私が買った個体が、たまたま逆接続していたのか? 謎ですが。。。
取付前に、かならずテスターで位相チェックすることを強くお勧めします。
↑↑↑しっかりレリック加工して、他のPUと雰囲気揃えました。
SH-1n’59、ES335との相性、めっちゃいいです。
F+RのMIXトーンは、フルハムバッカー、タップ共に本当に気持ちいい音!
一旦、載せ替えはこの2本までにして、しばらくほかのレスポール、335のフロントのBurst bucker1と比べながら様子をみたいと思います。
今回の使用パーツまとめ
コイルタップポット
SCUD CTS Push-Pullポット 500KΩ/Aカーブ/ロングシャフト CTS-A500-PPL
Gibson系はロングシャフト必須です。CTS製で音も操作性もGood。プッシュ・プルですが、プルがスムーズでめちゃ使いやすいです。
プッシュ・プッシュが使い勝手がいいと思っていたけれど、このSCUD CTS Push-Pullポットのプルのめちゃ弱い力でも確実に「カツン」とプルできる操作性は完璧!
ノブの形を選ばないです。(ハットノブって、プルしにくいですが、このポットなら余裕でイケます!)
コイルタップいれているギター、全てこのポットに交換しちゃいました。
ダンカンピックアップ(SH-1n’59:ネック用4芯)
今回載せ替えで使ったSH-1n’59 フロントとしては、レスポール、335ともに違和感なく、かなり使える音でした。リヤはやっぱりGibsonBurst Bucker#2が圧倒的に好きすぎて、譲れないですが。笑
でも、BB2とのミックストーンも、この「SH-1n’59」かなりイケてます。
BB1との入れ替えでもほぼ違和感なく使えます。SH-2n-Jazzより、ほんの少しファットでGibsonライクな王道ビンテージ・・という感じです。
SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / SH-1n 59 Neck(カバード・ニッケル)
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SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / SH-1n 59 Neck (カバード・ゴールド)
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SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / SH-1n 59 Neck (ブラック)
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こんな、個人的な記事を、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
感謝しかありません。