ES335のトグルスイッチを語る前に、レスポールのトグルスイッチの話が大事でして。笑
レスポールのトグルスイッチは、プレイ中でも、右手の動線上にあって、しかも、上下でネック・ブリッジのPU切り替えになっています。
これって、めちゃめちゃ操作しやすいですよね。
右手振り上げた時に、そのままの手の動きでスイッチ切り替えができます。
で、レスポールから、335に持ち替えるといきなり操作しにくいんです。トグルスイッチの位置が・・
最初は慣れの問題と思っていましたが、
♬ちがうちがう
そうじゃ、そうじゃな~い~♪
と。
なぜ、ES335 のトグルスイッチは使いにくいのか?
レスポールに対して、ES335のトグルスイッチは、ボリュームノブのそばにあり、右手を振り下ろした更に後ろ側。通常だとテールピースの下に配置されてます。
そもそも、プレイ中の右手の動線から外れたところ、演奏中には右手が行かない場所にあるわけです。
しかも、この場所でネック(上)・ブリッジ(下)に切り替えるのって、動作経済から考えても明らかに「ロス」が多い場所と向きだと思います。
どれだけ使っててもめちゃめちゃやりにくくて、ずーーーっとストレスでした。「慣れれば・・」と思ったけれど、慣れないよ。笑
ピッキングやストロークする右手の動きに対して、335のトグルスイッチに手が行くときは、手は指にピックを持って真下向いた(地面に向かって伸ばした)状態なので、ここから、トグルスイッチを上下に動かさないといけないわけです。
どう考えても、手の動きとかみ合わないです。
もし、レスポールのトグルスイッチが「上下」ではなく、「左右」だったら使いにくくてしょうがないと思いません?笑
レスポールの位置で、左右のスイッチじゃ、絶対に右手の動線とかみ合わないですから。
レスポールのトグルスイッチの操作性の秀逸さと比べると、明らかに「335のトグルスイッチの配置は欠陥!」と思えるほど操作がしにくい、、と感じていたわけです。
レスポールを弾いている時は「Gibsonって、ここまで計算しつくしてるんだな!」と感動さえ覚えましたが、335弾いてみると「あら?レスポールは偶然だったの? Gibsonさま・・335はなんとかならなかったの?」という疑問の念がぬぐえません。。笑
いっときは「レスポールと同じ位置にトグルスイッチ持ってくるように、「穴、ブチ抜いて配線カスタマイズできないか?」と真剣に考えたりもしたのですが。笑
思いついた!ストラトみたいに、横向ければいいじゃん!って。
でも、今日ずっと弾いていて・・いきなり思いついてしまったっす。
「トグルスイッチを90度回転させたら、良くね?」って。
あまりに嬉しくて、動画撮ってみましたさ。笑笑
ストラトみたいに、ちょい、斜めに角度つけて、手前に倒すとネックPU,後ろに倒すとブリッジPU・・ってな具合に!
はい。レンチ1個で簡単に出来ました。笑
ナットを緩めて、90度回転させて、ナットを締めて完成です。
実際にはストラトと同じぐらいの80度ぐらいですかね。。完全にギターと並行よりは、ほんの少しネック側を高めの角度で固定。fホールの方向と平行ぐらいの傾き加減がベストでした。
これで、完全に右手の動線に沿った動きで、トグルスイッチを操作できます。
なんで、こんな単純なことを、ずっと長い間思いつかなかったのだろう!?
コロンブスの卵だったw
フロント(ネック)PUです。↓↓↓
後ろに倒すとリヤ(ブリッジ)PU↓↓↓
なんとも、無駄な動きがありません!右手が下がった状態で、リヤ側、フロント側にそのままの手の左右(前後)の動きで操作できます。
めちゃめちゃ弾きやすくなりましたよ^^
この位置、この向きなら、ストラトよりストレスないぐらい操作しやすくなっちゃいました。
SE335をお使いで「トグルスイッチ」にストレスを感じている方、騙されたと思ってやってみてください。笑
※回転させる時にリード線のゆとりがあるか?は必ず確認してくださいね。あと、中に落とさないように!fホールに指を突っ込んでの作業・・辛いですから。w
カスタマイズはあくまで、自己責任でお願いしますm(_ _)m
これにて、一件落着!
という訳で、現場からは以上です(๑’ᴗ’)ゞ