7way配線する時に、タップスイッチが必要なので、あれこれWebで勉強した結果、タップ付きのポットを採用することにしました。
250kポットや500kポットにそれぞれ、タッピングできるようになっているものが各社から出ています。中国製で、安価だけれど高品質なものもあるのでめちゃめちゃ便利ですね。
タップスイッチ付きポットを使う事で、5way⇒7way(ストラトで、フロント・リアのミックスとか、F+C+Rのミックスとかが出せるようになります)だったり、ハム⇒シングルへのスプリット配線だったり、様々なバリエーションが可能になります。
細かい配線図とかはまた別途ページを設けるとして、今日はタップ付きポットVSミニスイッチ どっちがいいか?問題について、今の時点での私なりの考えをまとめようと思います。
タップ付きポットには、プッシュ・プル型とプッシュ・プッシュ型がある
タップ機能付きのポットにはON/OFFの切り替えの動作に2つのタイプがあります。
1)プッシュ・プル型
ポットをプッシュ(押し込んだ状態)=OFF、プル(引っ張った状態)=ONという設定のものが最も多く、バリエーションも豊富。容易に手に入ります。
Musiclily Proブラスミリ規格
プッシュ・プル スイッチ付きギターポット
2)プッシュ・プッシュ型
プッシュ・プッシュ型はプッシュ・プルより価格は高めです。とは言っても、2000円前後ではありますが。
Musiclily Proブラスミリ規格フルサイズ
プッシュ/プッシュスイッチ 付き コントロールポット
ギターの本数が多い方は、それぞれカスタマイズしようとすると、それなりのコストは考えないといけないですね。
まずこのプッシュ/プッシュタイプを1本設置してみましたが、とにかく使いやすいです。
プッシュプッシュ型のメリット
押す、という動作だけで、ON/OFFが切り替えられるので、操作が楽です。
ピックを持ったまま、演奏中に空いてる指で「ポン」と押せば、ON/OFFが切り替えられる。
これなら、神経を奪われずに、演奏に集中できますよね。
特にストラトのコントロールノブはハット型で、ノブが先端に向けてすぼまっているので、「プル」しにくいです。
これは、プレイ中にストレスなので、やはりポットスイッチは「プッシュ/プッシュ」と思います。
プッシュプッシュ型のデメリット
プッシュ・プル、プッシュ・プッシュどちらにも言える
ボリューム・トーンのいずれかにタップ機能を併用させないといけないので、タップした後に、設定(ノブが回ってしまっていないか?)をどうしても確認したくなります。
ほんのちょっとしたことですが、気になるとどうしてもひと手間取られますね。
また、カスタマイズを数こなしている方の話を聞くと、「プッシュ・プッシュ型は故障しやすいので、プッシュ・プルの方が安心ですよ」・・とも。
まずはと思って、プッシュ・プッシュ型に改造してみたのだけれど・・これは、実際に自分で使ってみて、耐久性を確認したいと思います。
どれぐらいもつか?は試してみる必要はありそうですね。
ミニスイッチなら、独立したレバースイッチでOFF/ONできる
タップ付きポットを購入してから、気づいたのがこの「ミニスイッチ」
ボリュームやトーンとは別の所にトグルスイッチのようなレバーを取り付けて、コイルタップや、配線レイアウトの切り替えを行うというものです。
ギター/エフェクター/電子回路用 ミニスイッチ
ON-ONタイプ 2回路2接点6ピン ブルー (2個セット)
これなら、ボリュームを動かしてしまう心配もなく、スイッチのレバーの位置(向き)を指でも確認できるので、暗いステージでも操作ミスが無い。
ストラトなら、1V、1Tに配線してしまい、余ったトーンポット用の穴に、ミニスイッチをつける・・という配置だとお手軽にミニスイッチを入れられます。
メリットしかない・・という気がします。
ただし、1V、2Tを崩しなくない場合は、ミニスイッチ用の穴をあけないといけないですね。
ピックガードにサーキットが載っているストラトタイプなら簡単だけれど、レスポールに取り付けるとなると、どれかポットを一つ抜いて、ポットの場所にミニスイッチを入れ込んで配線にするか、新たにミニスイッチ用の穴をボディに開ける必要が出てきます。
テレキャスターとかだと、つけようが無いか・・ってか、テレキャスだとミニスイッチいらないか? とはいえ、人によっては「シリーズ配線」とかもやられる方はいるので、その場合はタップ付きポットになりますね。
配線図は、ポットの上に乗ったタップスイッチと同じ構造、同じ配列になっているので、分かりやすいです。
画像出典:Frontisland CustomGuitarWorksさま URL:https://frontisland.com/reference-book/switch-configuration/
次の改造では、P90を3載せたストラトで、このミニスイッチバージョンを試してみようと思います。
今日は一旦考察まで。